昨日はキャンドルの持つ力のひとつマイナスイオンについてお話しました。
今日は昨日最後に出てきたプール幅についてお話します。
キャンドルを灯したときに出来るロウが溶けた部分。そこをプール幅と言います。
ちなみに左のキャンドルはわりとふちを多く残していますね。手前のキャンドルはかなりふちが薄くなっています。もう30分も灯すと、薄く変形しかけているところがぐにゃりと溶け崩れて、ロウが漏れたり、ワイルドな形になったりすると思います。(ピンセットで芯をロウだまりに倒して火を消す直前です)
プール幅をお好みの所まで広げるまで最初の一回はすぐに消さずにしっかり灯す事。これがあまり知られていないけど大事なんです。
もしも初めてそのキャンドルを灯す時に、プール幅が1円硬貨くらいしか出来ていないのに消してしまったら。次からはその一円硬貨サイズで下へ下へとトンネルを掘るように灯っていくんです。これをキャンドルの持つ特性。トンネル現象と言います。
周りがたくさん残っていると燃焼時間も少なくなるのでもったいないですよね。灯せずに無駄に残る所が多くなる訳です。
このプール幅を調整することで、例えばボタニカルキャンドルであれば、植物との距離をとるために、あえてプール幅を小さめにしてみる。ふちを残して入れ物として使いたい時もあえてプール幅を小さくしてみる。など、目的に応じてプール幅を広くしたり狭くしたりするといいと思います。
分かりにくいかなぁ~?伝わりましたか?言葉って難しいですね(;´・ω・)教室にお越しいただいた際には、実物を見ていただいてしっかりお伝えしたいと思います。語彙力が…(笑)もどかしいですが…お越しください(^▽^;)♡
次回は芯のカットについてお話したいと思います。
あまり知られていないキャンドルの灯し方、育て方をお伝えするのも
私の大切な仕事。大げさに言うと使命だと思っています(笑)
意外に手のかかる子達です。そして育てていると愛おしくなってきます。
この面倒くささもまた醍醐味なのです