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執筆者の写真candle nut tree

灯りとアロマと植物を選ぶ理由


こちらのガラスランタン。


中にティーライトカップやLEDライトを入れて灯すと植物がぼんやりと浮き上がり、気泡が柔らかな陰影を醸し出す。とても癒されるランタンです。心に水滴ががじわじわと染み込んでいくように、静けさが浸透してくる。奥深い所が喜ぶのがわかります。

灯りはライトテラピーと言われ、その揺らぎは体内に作用します。香りは皆さんご存知のアロマテラピーと言われ、脳の本能の部分にダイレクトに働きかける事で心身に作用します。植物の癒しは森林浴などのマイナスイオンをはじめ、大昔から人間と深く結びついているものだと思います。

灯りや香り植物は、遺伝子レベルで本能に働きかける物。人は灯り(火)を使う事で大きく進化しましたし、身を守ってきました。香りで危険を察知したり、植物なんてなければ生きてはいけません。

私が灯り香り植物を好んで選んでいるのは、そういう理屈抜きに人間の本能に揺さぶりをかけるものだから。年齢、性別、国境、収入などなど飛び越えて、心身を癒すことが出来るものだからです。

疲れたな、今日は嫌なことがあって落ち込んだ、いろいろあると思いますが、昨日よりやってくる明日が1ミリでも豊かであるように。その人の心や暮らしを温める物であって欲しい。だから、私自身も灯りや香りを求めているんだと思いますし、そのためのお手伝いがしたい。そんな想いで携わっています。

ですから、技術をみがくこと。知識を深める事。それはもちろん一生をかけて追い求めるものですが、一番大事にしたいと思うことは、本能を揺さぶる物を生み出したいということ。

情報社会でいろいろな事に囚われがちですが、一番大事な事を忘れないようにぎゅっと抱きしめて、自分の選んだ事に携わっていきたいなと思うのです。よそ見をして気持ちが乱れそうなとき。このブログを読んで、この原点に戻ってきたいと思います。今日はとてもまじめなお話でした!


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